医局の様子 女性医師の皆様へ

杏林大学病院では、産休・育休の後に女性医師の皆様が現場復帰される際、時短勤務での復職が可能になる「女性医師復帰支援制度」というものを設けています。 特に当科は、取り扱う疾患の性質上、他科に比べて緊急対応が少ないこともあり、子育てとの両立を考える方が活躍できる場所として注目されており、女性医師の数は増加傾向 にあります。これから入局先を決められる女性レジデントの皆様、現在産休・育休中で復職を考えられている女性医師の皆様は、ぜひ当科への入局をご検討ください。何か不安 に思うことがあれば、同じ立場の女性医師が気軽にご相談に応じます。

五明先生インタビュー

私が放射線科を選んだ一番の理由は、先に入局した先輩がとても楽しそうに生き生きと働いていたからです。研修時の食事会では、放射線科の良い所だけでなく、その難しさや大変な部分も先生方が正直に細かく話して下さり、信頼感と安心感を抱きました。「ここでなら、成長しながら長く働けそう!」と具体的にイメージできたことも大きかったと思います。

放射線科は他の科と比べ、当直や急な患者対応があまりないので、特に若いうちは仕事時間も自由がききます。経験を積んである程度の年齢になると、後進の育成や学会発表・執筆活動の準備など、+αの業務がどうしても忙しくなってきます。私の夫も医療関係の仕事をしているのですが、職場と家庭両方の理解・協力があるからこそ、この仕事を続けられていると実感しています。

女性の働き方という点で言えば、例えば仕事上の負担が少ない若い時期に結婚して子供を産んで、ある程度家のことが落ち着いてから、本格的に働いていく……というように、5年後10年後を念頭においた女性としての人生設計が大切だと思います。放射線科では、生活スタイルに合わせた柔軟な勤務体系を選択しやすいので、適度に働きつつ家庭との両立をしていらっしゃる先生も沢山います。

他に比べて女性の割合が多いからか、ここは女性が強い環境です(笑)。また、男性医師も子育てに取り組んでいる方が多いので、子供関係のトラブル対応などについても、周囲の理解があります。いつも「お互い様」の精神で助け合っているので、女性医師が活躍しやすい理想的な職場だと思いますよ。


沈先生インタビュー

私のように外国の大学で医学部を卒業した場合、日本で医師として働くには予備試験を受けた後に大学病院で1年間の実習を行います。その際に訪れたのが、杏林大学病院の放射線科でした。ここへの入局を決意した理由は、大きく2つあります。

1つは、実習時の先生方からの熱心な指導がとても印象深かったからです。どの先生も、疑問に思った点や分からない点があれば、どんなに忙しい中でも時間を割いてくれ、遅くまで指導頂くこともありました。その際に、用紙いっぱいに丁寧に添削して頂いたレポートは、今の私の貴重な財産となっています。また他の科の先生方でも、お願いすれば勉強の為の講座を特別に設けて下さったりと、医師の「教育」をとても大事にする風土を実感しました。

もう1つの理由は、他の科に比べて女性が働きやすい環境が整っていること。放射線科では、緊急対応や遅くまでの業務が少なく、生活スケジュールが非常に立てやすいのです。仕事と子育てを両立しながら働かれている方も多くいて、安心感がありました。現在は週に3日、9:00~17:00という短時間勤務で働いています。当直も免除され、子供達のお迎えにも余裕をもって行けるなど、周りのご理解・ご協力のおかげで公私ともに充実しています。

まだ放射線科での一年目なので、今は頭部・腹部・腰部など様々な部位の読影を幅広く学んで知識を蓄えています。他の科の先生方が気づかなかった病気の兆候を見つけ、指摘する放射線科の仕事は、細やかな気配りができる女性が活躍しやすい環境だと思います。仕事とプライベートの両立を目指す女性医師の方には、ぜひいらして頂きたいですね。